TK税務&法務事務所の事務所通信
柏木孝夫税理士・行政書士事務所
事務所通信

第9号 デリバティブってなんですか

デリバティブってなんですか

 

 

 

デリバティブというのは、

金融派生商品といっていますが、

次の4つの商品の複合体です。

 

フォワードいわゆる為替予約などです。

フユーチャーいわゆる先物取引です。

スワップいわゆる交換です。

オプションいわゆる権利の取引です。

 

ちなみに、③のスワップと④のオプションの複合体を

スワップションと呼んでいます。

 

今回は、オプション取引を説明します。

 

 

オプション取引には4つの取引があります。

 

買う権利(コール・オプション)

買う取引と売る取引。

 

それと、売る権利(プット・オプション)

買う取引と売る取引です。

 

ちなみに、売りが勝っている状態を

ショート・ポジションといい、

買いが勝っている状態を

ロング・ ポジションといいます。

  

 

オプションを買っている側は、

手数料(オプション代金)を払っており、

損失はオプション代金が限度であるが、

 

オプションを売っている側は、

手数料(オプション代金)を貰っているものの、

市場の変動によっては

無制限の損失を受けるリスクがあるので、

このように分けています。

 

オプション取引をする場合、

オプションを買う側は売る側に手数料を支払います。

 

問題はこの手数料が、

いくらになるかということです。

 

この手数料の価格を構成する要素は

大きく二つあります。

一つを本源的価値といい

現在の価格と実物の価格との差額です。

 

つまり、100 円のものを100円で買う権利は

零円です。

 

次に、時間的価値、

通称タイムバリューといいますが、

将来に価値が変動するリスクに対する

時間的な価値をいいます。

 

この変動するリスク、

つまり、変動幅が大きいとかよく動く場合は、

リスクの価値が大きくなります。

 

これをボラタリティといいます。

そして、ボラタリティが大きいと

タイムバリューも大きくなります。

 

そうすると、将来に価値が変動するリスクがある場合、

現在100円のものを120円で買う権利とか、

100円のものを80円で買う権利ができます。

 

100円のものを120円で買う人はいませんので、

これをアウト・オブ・ザ・マネーといいます。

(本源的価値は零円です。)

 

逆に、100円のものを80円で買う権利は、

すでに今買ってすぐに売っても20円儲かる

(本源的価値は20円です。)

ので、これをイン・ザ・マネーといいます。

 

ちなみに、100円で買う権利は

アット・ザ・マネーといいます。

このとき、オプションの価値は

タイムバリューの価値と同額となります。

 

 

 

次にボラタリティですが、

これが、利益の源であり、損失の根であります。

 

買った側は、損失が限定されているので、

ボラタリティが大きくなると、

オプションの価値が上がるので、

市場でこのオプションを売れば儲けがでます。

 

逆に、ボラタリティが小さくなると

オプションの価値が下がりますので、

市場で売却すれば損がでます。

 

ただし、市場の価格が変化すれば

本源的価値が変化するので、

全体としての損益はわかりませんが。

 

 

なお、売った側は、

このボラタリティの変動による損失額のブレが

そのままリスクとなりますが、

 

買った側(オプションを資産と考えれば)

ボラタリティの変動によって満期(期日)

損失(儲けそこなう)を受けるリスクがあります。

 

このリスクの状態エクスポージヤーといい、

高いリスクを抱えている状態を

高いリスク・エクスポージャーにあるといいます。

 

そして、この高いリスク・エクスポージャーを

低くするためにヘッジ取引を行います。

 

完全ヘッジをするとリスクはなくなりますが、

儲けも限定されますので、

最適なヘッジ割合を算出する必要があります。

 

これをデルタ・ヘッジとか

ガンマ・ヘッジと呼んでいます。

 

(デルタとは、

 原資産価格の変動に対する

 オプション価格の変動割合、

 ガンマとは、

 原資産価格の変動に対する

 デルタの変動割合です。)

 

 

(問題)

オプション取引には、

オプションの行使日を3月後とか期日を決めている

取引をヨーロピアン型といい、

 

期日までいつでも行使できる取引を

アメリカン型といいます。

 

いつでも行使できるアメリカンが

有利なように思いますが、実は、

取引はほとんどがヨーロピアンです。

その理由は、タイムバリューにあります。

 

 

当初、現在100円の価値のものを100円で買う権利

(本源的価値は零円)

で3ヶ月のタイムバリューが10円の

オプションを10円で買ったとします。

 

2ヶ月後に、その価格が120円になったとすると、

アメリカンではこのときに行使できますが、

ヨーロピアンは行使できません。

 

しかし、安心して下さい。

この時点で手仕舞いたい場合は、

1ヶ月の先物を現在の価格120円で売る

(1ヶ月後に110円になれば10円の利益が出る。)か、

 

1ヶ月ものの100円で買う権利を売れ

(イン・ザ・マネーなので本源的価値が

 20円あるので、手数料が20円入る。)

ばいいのです。

 

では、同じではないかと思いますが、

 

当初のオプション取引は続いており、

本源的価値はすでに利益を確定させましたが、

 

期日までタイムバリューのみが残っているので、

これをもとにさらにオプション取引を

することができます。

 

 

アメリカンでは、権利を行使してしまえば

終了しますので、タイムバリューもなくなっています。

 

また、アメリカンのほうが

いつでも行使できる権利なので

権利価格がその分だけ高くなっていることが

選択されない理由です。

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