TK税務&法務事務所の事務所通信
柏木孝夫税理士・行政書士事務所
事務所通信

81号 FP対策講座1

FP対策講座1

 

 

それでは、頭の体操からです。

 

学生3人が田舎の宿屋に泊まることになりました。

宿泊代は一人1000円です。

女中さんが代金をとりに来たので、

それぞれが、1000円支払いました。

 

女中さんは、3000円を旦那さんの

ところに持って行ったところ、

旦那さんは、学生さんやからということで、

500円を返してくれました。

 

女中さんは、500円を学生さんに返すために

持っていく際に、

3人で500円は割りにくいので、

200円をネコババして、

300円を学生さん一人ずつに100円返しました。

 

そうすると、一人当たり900円になりました。

それを見ていた旦那さんは、女中さんを怒りました。

 

女中さんは200円返したのですが、

学生さんは一人900円を支払っているので

3人で2700円です。

 

合わせて2900円にしかなりません。

100円はどこに行ったのでしょうか。

 

 

頭の体操はできましたか。

 

それでは、金利の問題です。

当初1円の有価証券が、1年後に1.05円になりました。

2年後には、1.26円になりました。

 

そうすると、1年目の金利は、5%ですが、2年目の金利はいくらでしょうか。

 

 

2年目の利息は、1.26円/1.05円マイナス1で0.2

となり20%となります。

 

つまり、(1 + 0.05) * (1 + 0.20) =1.26となります。

 

そうすると、2年間の平均金利は、

R=l/2* (5% + 20%)=12.5%となります。

(算術平均値)

 

 

ここで問題です。

ここで平均金利12.5%

有価証券を2年間保有すると

1.125* 1.125=1.2656 円になります。

あれ、ちょっと増えましたね。

 

さらに、これはどうでしょう。

ルート(1 +0.05)(1 +0.02)=ルート1.26

=1.1225

(幾何平均値)

となりました。ルートにすると減ってしまいました。

 

 

算術平均値幾何平均値を比較すると、

常に算術平均値の方が大きくなります。

 

金利の計算のときには、この算術平均値のことを

金額加重収益率といいます。

 

また、幾何平均値のことを、

時間加重収益率といいます。

 

これは、期間中で解約や追加購入がない場合は、

時間加重収益率も金額加重収益率も

同値となるのですが、

解約や追加購入があると、影響を受けるのです。

 

そのため、資金運用者のパフォーマンスを

比較するためには、

解約や追加購入の影響をなくす必要があり、

通常は時間加重収益率を採用します。

 

でないと、上記のように

2年目に運用成績がいいときに、

1年目で一部解約した者と

1年目に追加購入した者では、

結果は、追加購入した者の方が利益は出ています。

 

しかし、資金運用者の

パフォーマンスは変わっていないのです。

 

 

最後の問題です。

50キロ離れた土地に自動車で行くのに、

往路を時速60キロで行き、

復路を時速40キロで帰って着ました。

平均時速50キロです。

そうするとかかった時間は2時間ですか。

 

同じく、往路を時速50キロの倍速で行って、

復路は時速50キロの半分

帰ってきたときはどうですか。

 

平均値にだまされないようにしないとね。

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