第82号 FP対策Part2
FP対策第2回です。
それでは、まず頭の体操からです。
ノートと鉛筆を買って合計110円でした。
ノートが鉛筆より100円高かった。
では、鉛筆はいくらだったでしょうか。
5秒で答えてください。
1、2、3、4、5秒。10円って答えましたか。
ブーですよ。
次に、死亡する可能性の高いある感染症に
罹る確率が1万分の1であったとします。
この感染症に罹っているかどうかの検査をしたところ、
陽性(罹っている)であった。
そして、この検査は99%の確率で
信頼度が高いとします。
この人の感染症に罹っている確率はいくらか。
そんなの99%に決まっているので、
死んでしまうと思った人は、
ちょっと待ってくださいよ。
この感染症に罹る確率は1万分の1でした。
つまり、100万人に100人です。
そして、この検査の信頼度が99%です。
そうすると、この100人のうち、
99人は陽性(罹っている)と判定されます。
つまり、誤っているのは、1人だけです。
しかしながら、信頼度が99%であるということは、
100人に1人間違えるということですが、
これは、陽性を陰性と間違える場合と、
陰性を陽性と間違える場合
があるということです。
であるのに、陽性であると判定されたら、
これが間違っている確率は1%である
と思ってしまうのです。
つまり、信頼度から陽性と判断された100人のうち
99人は真実の陽性なのでしょう。
しかし、同様に信頼度99%から
本来陰性である者の99万9900人のうち
1%は誤って陽性とされることになります。
そうすると、9999人は誤って陽性
とされているのです。
結局、陽性とされた者は、
99人+ 9999人の10098人であり、
そのうち真性の陽性は99人なので、
真性の陽性は陽性と判断された人のうち
の1%しかいないってことです。
大丈夫ですよ。安心して下さい。
だとすると、100万人に100人感染
していることが正しいとするとですが、
陽性と判定された人が結構いるはずです。
本題に入ります。
退職所得の計算です。
所得税法第30条で規定されています。
退職所得の計算では、
収入から退職所得控除額を控除することになります。
勤続年数が20年以下の場合は、40万円X勤続年数
勤続年数が20年超の場合は、800万円+ 70万円X (勤続年数-20年)
つまり、20年を超える部分は70万円だってことです。
では、勤続年数が1年の場合の
退職所得控除額はいくらでしょうか。
実は、同条第5項第3項で、
最低80万円となっているので注意しましょう。
次に、退職所得の金額はいくらかと問われると、
収入から退職所得控除額を控除した
残額の2分の1をした後が所得金額なので、
注意しましょう。
なお、年の中途で退職し、
その後に就職していない場合、
給与の源泉徴収票を持ってきて
還付の申告をする者がいます。
そして、その給与が少なくて
控除額が余る場合があります。
そして、給与の源泉還付申告だけして喜んで、
帰って行く人がいますが、
この余った所得控除の額は、
退職所得金額から控除することができますので、
場合によっては、
退職所得からも源泉還付を受けることができます。
退職所得は分離課税で関係ないと
思っている人が結構いるかも知れません。
税務署の個人課税部門では
そこまで優しく教えてくれる人はいません
のであしからず。
地下鉄東梅田駅から徒歩3分という便利なロケーションで税務のご相談を承っております
概要
会社名 | TK税務&法務事務所 【一般社団法人租税高度困難事案研究所】 |
---|---|
住所 | 大阪府大阪市北区梅田1丁目1番3-600号 大阪駅前第3ビル6階6-2号 |
電話番号 | 06-6131-5335 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 土曜日 日曜日 祝日 |
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