第230号 証券アナリスト2次試験シリーズ 国際証券投資4
証券アナリスト2次試験シリーズ 国際証券投資4
(国際分散投資と為替理論)
(経済法令出版社の過去問より)
外国通貨ベースのリターンを
先物の為替予約によるリターンと
円ベースでの期待収益率及び標準偏差の関係は、
円ベースでの期待収益率=
外国通貨ベースのリターン+為替予約によるリターン
ここで、為替予約によるリターン=
円ベース短期金利-外国通貨ベース短期金利
であるから、
円ベースでの期待収益率=
円ベース短期金利+(外国通貨ベースのリターン-外国通貨ベース短期金利)となる。
標準偏差は、結局、円ベースでの標準偏差と
外国通貨ベースの標準偏差は同じになる。
分散投資を行ってポートフォリオに組み入れられる
証券の数を増加させていくと、
各証券固有のリスク(ローカル要因)は次第に消滅し、
最終的には銘柄間の共分散のみが残ることとなる。
これがグルーバル要因である。
ローカル要因=固有の分散/全体の分散
グローバル要因=1-ローカル要因
ソブリン・リスクとは、
とくに外国政府や政府系機関がかかえる
対外債務に対する元利金の支払いの不履行
(デフォルト)に限定する場合に使われる。
格付機関による国の格付(ソブリン格付)が
その代表であり、指標としては、
デット・サービス・レシオ
(デット・サービス/輸出額)、
債務・GDP比率(経常赤字/GDP)、
債務/輸出比率がある。
為替レート(短期)は、
資本移動に伴う需給関係で決まる。
デット・サービスの金額が大きくなったり、
経常収支の赤字が資本収支を上回ると
この分外貨準備が減少するため、通貨が弱くなる。
為替レート(長期)は、購買力平価に従うとされる。
インフレ率が高いと通貨は弱くなる。
購買力平価とは、物価で測った貨幣の価値であり、
物価が上昇すると貨幣の購買力は低下し、
物価が下がると貨幣の購買力は
上昇することを示している。
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概要
会社名 | TK税務&法務事務所 【一般社団法人租税高度困難事案研究所】 |
---|---|
住所 | 大阪府大阪市北区梅田1丁目1番3-600号 大阪駅前第3ビル6階6-2号 |
電話番号 | 06-6131-5335 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 土曜日 日曜日 祝日 |
最寄り | 東梅田駅より徒歩3分 |
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