TK税務&法務事務所の事務所通信
柏木孝夫税理士・行政書士事務所
事務所通信

239号 証券アナリスト2次試験シリーズ オルタナティブ投資8

証券アナリスト2次試験シリーズ オルタナティブ投資8

(ベンチャーキャピタル・ファンドとマーッケトニュートラル・ファンド)

(経済法令出版社の過去問より)

 

 

新たな方針として、①米国株式ポートフォリオに

ベンチャーキャピタル・ファンドを組み込み

ポートフォリオを改善する、

 

②株価指数先物と為替フォワードを用いて

エクスポージャーをタクティカルに変更して

収益を上げることを指示している。

 

 

ベンチャーキャピタル・ファンドを組み込み

ポートフォリオを改善するとは、

期待リターンが高く、

ナスダックよりもS&Pとの相関が低いことから、

 

米国株式ポートフォリオの

リスク分散効果が期待できる。

 

日本のベンチャーキャピタル市場は、

未成熟なので、投資対象の企業が少なく、

また、収益が出るまでに時間がかかるため、

 

米国のベンチャーキャピタル・ファンドに比べて

リターンが低い。

 

マーケット・ニュートラル・ファンドは、

上場企業で構成されるポートフォリオの

市場リスクをニュートラルにして

リターンを狙う運用手法であり、

 

ベンチャーキャピタル・ファンド

ハイリスク・ハイリターン型であるのに対して、

マーケット・ニュートラル・ファンドは、

ローリスク・ローリターン型の運用手法である。

 

X社は、現在の外国株式ポートフォリオは

時価総額100億円、うち米国株式60億円、

欧州株式40億円で、ともにパッシブ運用で、

為替は、オープンである。

 

X社では、短期的には米国株が

欧州株よりも有望であり、また為替は、

ドルとユーロに対して円高になると見ている。

 

この見通しに基づき、

現物投資のポジションは変えずに

株式先物指数と為替フォワードを利用して

エクスポージャーを調整することにした。

 

具体的には、欧州株のエクスポージャーを半分減らし、

その分を米国株に上乗せし、

 

為替エクスポージャーは、

ドル・ユーロともに現在の半分にする方針である。

 

そうすると、欧州株の株価指数先物を20億円売り

同時に米国株の株価指数先物を20億円買った

 

また、為替対応として、円高に見通しなので、

現物米国株式に対して

米ドル為替フォワード30億円を売り、

また現物欧州株式に対して

ユーロ為替フォワードを20億円売った。 

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