TK税務&法務事務所の事務所通信
柏木孝夫税理士・行政書士事務所
事務所通信

240号 証券アナリスト2次試験シリーズ 国際証券投資5

証券アナリスト2次試験シリーズ 

国際証券投資5

(分散投資の運用評価と為替ヘッジ)

(経済法令出版社の過去問より)

 

 

国際分散投資の評価

資産運用会社の為替リターンが

インデックスよりも悪い場合は、

明らかに為替管理が不得手であると考えられる。

 

逆に現地通貨ベースの収益率が

インデックスよりも上回っていると

外国証券投資が得意であると考えられる。

 

ここで、外国証券投資が得意で

為替管理が不得手の資産運用会社と

逆に、外国証券投資が不得手で、

為替管理が得意な資産運用会社があれば、

 

これを組み合わせて、

外国証券投資が得意な資産運用会社には

国別の証券運用を任せ、

 

為替管理が得意な資産運用会社には

通貨リスクを管理させる。

 

これによって、両者の強みを生かし

弱点がカバーできる。

 

また、外国証券投資が得意な資産運用会社には、

カバーなしでインデックスファンドを運用させ、

為替管理が得意な資産運用会社には

為替のみ管理させる。

 

この運用で外国証券投資が得意な資産運用会社の

国別銘柄選択能力を活かしながら、

為替管理が得意な資産運用会社の弱点をカバーできる。

 

 

米国株に投資する場合、米国のマーケット・リスクと

為替リスクをヘッジするための戦略はなにか。

 

マーケット・リスクをヘッジするには、

先物の売却またはプット・オプションを買えばよい。

 

また、為替リスクをヘッジするには、

ドルを売り先物予約、通貨先物の売り、

またはドル・プット・オプションを買えばよい。

 

しかしながら、

1 

取引期間に合致したオプションがあるとは限らない。

 

2 

オプションのデルタは変化するため、

完全にはヘッジできない。

 

3 

オプション取引には、

オプション・プレミアムがコストとして発生する。

 

4 

先物の取引単位がヘッジ必要額と一致しない。

 

5 

現物資産の価格変動にヘッジが機動的に対応できない。

 

 

先物価格のミスプライスによって、

ヘッジが有効に働かない場合がある。 

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