TK税務&法務事務所の事務所通信
柏木孝夫税理士・行政書士事務所
事務所通信

250号 証券アナリスト2次試験シリーズ デリバティブと投資戦略1

証券アナリスト2次試験シリーズ

デリバティブと投資戦略1

(株式オプション)

(経済法令出版社の過去問より)

 

 

C=P+S-K/(1+r)T

Cはコール・オプション価格

Pはプット・オプション価格

Sは原資産価格

Kは行使価格

rは金利

Tは時間

 

 

そうすると、アット・ザ・マネーの場合、

S=Kとなり、C>Pとなる。

 

 

アット・ザ・マネーの場合、ヨーロピアン型の場合、

タイムバリューは、満期日以前では、常に正である。

 

つまり、コール・オプションのプレミアムは、

満期日以前では

常に本源的価値を上回っていることになる。

 

権利行使せずにオプションのまま

転売した方が有利である。

 

アメリカン型の場合でも、

コール・オプションの理論価格は、

本源的価値を上回るため、権利行使されることはない。

 

 

したがって、権利行使が可能な

アメリカン型オプションは、

その分ヨーロピアン型オプションより

価値が高いと考えるが、

 

コール・オプションでは、

権利行使をおこなわない方が有利という結果から、

アメリカン型コール・オプションと

ヨーロピアン型コール・オプションの価値は

等しくなる。

 

 

権利行使期間中に配当の支払いがある場合、

アメリカンの場合であっても

配当落ちによってコール・オプションの理論価格は、

配当分だけ本源的価値を下回ることがあるため、

配当支払前に権利行使するほうが有利である。

 

 

配当落ちがある場合、原資産価格が下がる分、

コール・オプションの価値には不利に働く。

 

 

つまり、ヨーロピアンの場合には、

本源的価値を下回る可能性がある。

 

上記の式から、プット・コール・パリティは、

C-P=S-Ke-rt

となる。 

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