第266号 偽証券アナリスト2次試験シリーズ 債券ポートフォリオ戦略6
証券アナリスト2次試験シリーズ
債券ポートフォリオ戦略6
(主成分分析とファクター・モデル)
(経済法令出版社の過去問より)
欧州債券市場における
利回り曲線の形状について主成分分析を行った。
分析対象は2年から10年の欧州債券の
年限別最終利回りの変化である。
主成分は、主に3つ、
1 水準変化(シフト)、
2 傾き変化(ツイスト)、
3 曲率変化(バタフライ)がある。
特徴として、シフトは、
すべての年限のレートが同水準となっている。
これは金利の期間構造の水準の変化を表している。
寄与率は高い。
ツイストの特徴は、
年限の増加に伴いウエイトが次第に大きくなっている。
これは、利回り曲線の傾きの変化を表している。
バタフライの特徴は、中間ゾーンと
それ以外の年限でウエイトの符号が逆になっている。
これは、利回り曲線の曲率(たわみ具合)の変化
を表している。
固有値とは、各主成分の分散のことであるから、
その合計に占める割合が寄与率となる。
したがって、この寄与率が
ほとんどシフトによって説明される場合には、
債権のパフォーマンスは、
当該ポートの
平均デュレーションによって説明できるといえる。
バタフライ・トレードとは、
イールドカーブの曲がり具合を用いた取引である。
イールドカーブの曲がり具合
(つまり短期・長期の符号がマイナス、
中期がプラスなる場合)
が強くなると考える場合には、
中期債の利回りが上昇するため、
価格が低下するので、
中期債を売却し、短期・長期債を購入することにより、
高い収益を目指し、
損失を小さくとどめることができる。
等金額投資を行っている場合は、
デュレーションもコンベクシティも平均となる。
地下鉄東梅田駅から徒歩3分という便利なロケーションで税務のご相談を承っております
概要
会社名 | TK税務&法務事務所 【一般社団法人租税高度困難事案研究所】 |
---|---|
住所 | 大阪府大阪市北区梅田1丁目1番3-600号 大阪駅前第3ビル6階6-2号 |
電話番号 | 06-6131-5335 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 土曜日 日曜日 祝日 |
最寄り | 東梅田駅より徒歩3分 |
アクセス
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