第304号 証券アナリスト2次試験シリーズ マーケット4
証券アナリスト2次試験シリーズ
マーケット4
(資金運用とマーケット)
(経済法令出版社の過去問より)
アメリカ国内の景気回復につれて
インフレ懸念が生じ、
その結果、長期金利からしだいに上昇する。
金利に関するフィッシャー方程式。
その後、金利の上昇はドル高となり、
そして、アメリカと日本の金利差の拡大は、
先行き円を増加させることになると考えられる。
これは、経常収支の黒字と
その累積額を考慮すべきである。
累積経常収支黒字の金額が拡大すれば
円高を招くこととなる。
また、わが国の景気回復につれて、
インフレの芽が生じてきた際には、
現在の金融緩和の状況が継続しているとすれば
物価上昇率は、相対的に大きくなると考えられる
ことから、マネタリーアプローチにもとづく
円安をまねくこととなる。
円高を阻止するための為替介入は、
ドル買い円売りで円が流出するので、
資本収支の赤字の減少あるいは
黒字化を生むと同時に外貨準備高を増加させる。
我が国は、継続的に経常収支が黒字のため、
資本収支が流入する状態を
長く継続することはできないので、
世界的な資金循環を考慮すれば、
こうしたわが国の継続的介入は維持可能ではない。
為替レートの水準は、
関係国のマクロ経済構造を反映して
決定されている部分がある。
不胎化介入とは、
為替介入により生じたマネーサプライの増減が
金融市場に与える影響を遮断するため、
オペレーションを通じて介入と
反対の資金の流れを作って、
影響を遮断する方法である。
非不胎化介入とは、
為替介入により生じたマネーサプライの増減を
そのまま放置する介入であり、介入効果は大きい。
通常、わが国の為替介入は円高阻止の介入であり、
その資金はFBを発行して調達することとなる。
FBの発行残高は増加し、
需給が緩んで金利は上昇する。
そのまま短期金融市場金利にも波及する。
地下鉄東梅田駅から徒歩3分という便利なロケーションで税務のご相談を承っております
概要
会社名 | TK税務&法務事務所 【一般社団法人租税高度困難事案研究所】 |
---|---|
住所 | 大阪府大阪市北区梅田1丁目1番3-600号 大阪駅前第3ビル6階6-2号 |
電話番号 | 06-6131-5335 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 土曜日 日曜日 祝日 |
最寄り | 東梅田駅より徒歩3分 |
アクセス
地下鉄東梅田駅から徒歩で3分という便利な立地に事務所を構えておりますので、ご相談はお電話やお問い合わせフォームから気軽にお申し込みください。
お問い合わせ
関連記事
-
2023.07.26事務所通信第411回 | アクチュアリー試験KKT第16回 投資理論
-
2023.04.12事務所通信第326号|証券アナリスト2次試験シリーズ 企業結合9
-
2023.04.03事務所通信第318回 | 証券アナリスト2次試験シリーズ 企業結合1
-
2023.04.04事務所通信第319回 | 証券アナリスト2次試験シリーズ 企業結合2
-
2023.04.05事務所通信第320回 | 証券アナリスト2次試験シリーズ 企業結合3
-
2023.04.06事務所通信第321回 | 証券アナリスト2次試験シリーズ 企業結合4
-
2023.04.07事務所通信第322回 | 証券アナリスト2次試験シリーズ 企業結合5
-
2023.04.08事務所通信第323回 | 証券アナリスト2次試験シリーズ 企業結合6
-
2023.04.09事務所通信第324回 | 証券アナリスト2次試験シリーズ 企業結合7
-
2023.04.10事務所通信第392号|相続債務控除
-
2023.04.11事務所通信第325号|証券アナリスト2次試験シリーズ 企業結合8
-
2023.04.13事務所通信第327号|証券アナリスト2次試験シリーズ 企業結合10
-
2023.04.01事務所通信第316号|証券アナリスト2次試験シリーズ ミクロ理論1
-
2023.04.15事務所通信第353号|証券アナリスト2次試験シリーズ 財務諸表によるリスク分析1
-
2023.04.16事務所通信第360号|証券アナリスト2次試験シリーズ 株価と財務指標1