TK税務&法務事務所の事務所通信
柏木孝夫税理士・行政書士事務所
事務所通信

第319号 証券アナリスト2次試験シリーズ 企業結合2

(資本連結)

(経済法令出版社の過去問より)

 

資本連結手続は、親会社の投資勘定(子会社株式)子会社の純資産との相殺消去である。

純資産は株主資本と評価・換算差額等で新株予約権は除かれる。

 

たとえば、P社がS社の発行済株式総数の60%を1000百万円で取得した。

S社の純資産は、資本金700と利益剰余金700である。

取得時の非支配株主持分は、(700+700)×(1―0.6)=560

取得時ののれんは、(700+700)×0.6 = 840で

1000―840=160

160だけ割高に取得した金額を投資消却差額としてのれんに計上する。

 

取得時の連結仕訳は、まず、合算財務諸表を作成する。これは、出資比率に関係なく、S社の純資産も含めて合算される。

次に、合算財務諸表には、P社の投資勘定とS社の純資産が二重に計上されているので、相殺消去する。

 

最後に、S社の純資産のうち、非支配株主持分の40%を振り替える。

そうすると、取得時の連結仕訳は次のとおりとなる。

資本金   700     投資勘定   1000

利益剰余金 700     非支配株主持分 560

のれん   160

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