TK税務&法務事務所の事務所通信
柏木孝夫税理士・行政書士事務所
事務所通信

第355号 証券アナリスト2次試験シリーズ 財務諸表によるリスク分析3

(損益分岐点・営業レバレッジ・収益変化の相互関連性)

(経済法令出版社の過去問より)

 

 

           A社   B社   C社

売上高  (億円) 4,004     3,009    1,998

販売量    (千t)   7,700     5,900    3,700

販売単価 (円/t)52,000    51,000   54,000

変動費   (億円)  2,600     1,800    1,200

t当り変動費(円) 33,766    30,508   32,432

固定費    (億円)    800       750      600

営業利益   (億円)    604       459      198

 

 

損益分岐点

A社 X-2,600/4,004×X-800=0  X=2,282

B社 X-1,800/3,009×X-750=0  X=1,867

C社  X-1,200/1,998×X-600=0  X=1,502

 

損益分岐点比率

A社 2,282/4,004=56.7%

B社 1,867/3,009=62.0%

C社 1,502/1,998=75.1%

C社が最も営業レバレッジの影響が大きい

 

 

          A社 B社 C社(%)

売上増加率       5   5  5

内数量増加率        5    3     7

t当り変動費上昇率   1    2     3

固定費増加率           -2    -3   -5

 

 

この場合の3社の予想営業利益率及び

予想損益分岐点比率はいくらか

 

予想営業利益率

A社 

4,004×1.05-3,766×1.01×7,700×1.05/

100,000-800×0.98=662.9

 

B社 

3,009×1.05-0,508×1.02×5,900×1.03/

100,000-750×0.97=540.9

 

C社 

1,998×1.05-2,432×1.03×3,700×1.07/

100,000-600×0.95=205.4

 

 

予想損益分岐点比率

A社 

X-X×33,766×1.01×7,700×1.05/100,000/

(4,004×1.05)-800×0.98=0

X=2,278.01

 

 

B社 

X-X×30,508×1.02×5,900×1.03/100,000/

(3,009×1.05)-750×0.97=0

X=1,812.12

 

 

C社 

X-X×32,432×1.03×3,700×1.07/100,000/

(1,998×1.05)-600×0.95=0

X=1,542.18

 

 

予想損益分岐点比率

A社 2,278.01/(4,004×1.05)=54.18%

B社   1,812.12/(3,009×1.05)=57.36%

C社   1,542.18/(1,998×1.05)=73.51%

C社が最も営業レバレッジの影響が大きい 

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