TK税務&法務事務所の事務所通信
柏木孝夫税理士・行政書士事務所
事務所通信

第328号 証券アナリスト2次試験シリーズ 企業結合11

(子会社株式の部分売却を含む実践的総合問題)

(経済法令出版社の過去問より)

 

 

貸借対照表

                   P社      S社

             期首  期末  期首  期末

資  産 3,000   3,300   2,000   2,400

負  債   1,600   1,800   1,400   1,750  

純資産  1,400   1,500       600    650

 

 

損益計算書

                    P社   S社

収   益    3,500     2,200

費   用    3,400     2,150

当期純利益        100         50

 

 

期首にP社がS社の発行済株式80%を550円で取得した

取得時の暖簾は、550-600×0.8=70

暖簾償却費=70÷5=14

当期末における暖簾は、70-14=56

当期末における非支配株主持分は、650×0.2=130

当期末における純資産合計は、P社期末純資産+

S社純資産増加額―のれん償却―

S社当期利益のうち非支配株主持分

1,500+50―14-10=650-480=1,526

 

当期の売上は、P社とS社に取引関係がなく、5,700

当期純利益は、100+50-14-10=126

 

 

期首にP社がS社の発行済株式40%を300円で取得した

期末における投資消却差額は、300-600×0.4=60

投資消却差額の償却分は、60÷5=12

S社利益のP社持分は、50×0.4=20

当期末における純資産は、

1,500+50×0.4―12=1,508

 

当期末におけるS社株式は、300+50×0.4―12=308

当期の持分法における投資損益は、50×0.4―12=8

当期純利益は、100+50×0.4―12=108

 

 

期首にP社がS社の発行済株式100%を800円

取得した後、翌期首に40%を400で売却した。

 

購入時におけるのれんは、800-600=200

当期の暖簾償却は、200÷5=40

売却後ののれんは、(200-40)×0.6=96

連結決算上のS社株式売却益は、

400-(800+50-40)×0.4=76

お気軽にお電話でご連絡ください
06-6131-5335 06-6131-5335
受付時間:10:00~19:00
Access

地下鉄東梅田駅から徒歩3分という便利なロケーションで税務のご相談を承っております

概要

会社名 TK税務&法務事務所
【一般社団法人租税高度困難事案研究所】
住所 大阪府大阪市北区梅田1丁目1番3-600号
大阪駅前第3ビル6階6-2号
電話番号 06-6131-5335
営業時間 9:00~17:00
定休日 土曜日 日曜日 祝日
最寄り 東梅田駅より徒歩3分

アクセス

主に税務上での困難なことに出会った場合の対処の方法を専門にしています。例えば国税調査が入ったので立ち会って欲しいとか、国税から無理やり更正処理をされて、なんとか救済して欲しいとか、社会保険も含めた節税方法について教えて欲しいとか、金融機関が持って来た組織再編案を検討して欲しいとか、代表者の財産を会社に移して節税するのにどうしたらいいかとか。このようなさまざまな困難な状況に陥り、通常の方法では乗り切れないと思った時には、地下鉄東梅田駅から徒歩で3分という便利な立地に事務所を構えておりますので、ご相談はお電話やお問い合わせフォームから気軽にお申し込みください。
Contact

お問い合わせ

RELATED

関連記事