第382号 証券アナリスト2次試験シリーズ コーポレート・ファイナンス10
(資本構成と企業価値)
(経済法令出版社の過去問より)
A社は100%株主資本、B社は社債を発行している。ここでは、税金が存在しないとする。
両社は同一資産で同一営業利益である。利益は全額配当される。
資本構成は企業総価値に影響を与えないとすると、B社の時価総額は、企業総価値から負債価値を控除した金額になるはずである。
しかしながら、B社の企業総価値がA社より下回っている場合は、A社株を空売りし、B社の株及び社債を購入することにより裁定取引を行うことができる。
次に、税金が存在する世界では、負債利子に対して法人税が減額されるので、負債利子に対する実効税率分だけキャッシュフローが多くなる。
つまり、節税効果を負債利子率で割り引いた現在価値分だけ企業価値総額が増加することとなる。
そうすると、企業価値総額から負債価値を控除した金額、つまり、株主資本価値を株主資本利益で割ると、株主資本コストを求めることができる。
Access
地下鉄東梅田駅から徒歩3分という便利なロケーションで税務のご相談を承っております
概要
会社名 | TK税務&法務事務所 【一般社団法人租税高度困難事案研究所】 |
---|---|
住所 | 大阪府大阪市北区梅田1丁目1番3-600号 大阪駅前第3ビル6階6-2号 |
電話番号 | 06-6131-5335 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 土曜日 日曜日 祝日 |
最寄り | 東梅田駅より徒歩3分 |
アクセス
Contact
お問い合わせ
RELATED
関連記事
-
2024.03.24事務所通信第416号 組織再編税制について
-
2023.06.02事務所通信第389号 証券アナリスト2次試験シリーズ コーポレート・ファイナンス17
-
2023.05.02事務所通信第377号 証券アナリスト2次試験シリーズ コーポレート・ファイナンス5
-
2023.04.29事務所通信第357号 証券アナリスト2次試験シリーズ 財務諸表によるリスク分析5
-
2023.04.26事務所通信第376号 証券アナリスト2次試験シリーズ コーポレート・ファイナンス4
-
2023.04.22事務所通信第355号 証券アナリスト2次試験シリーズ 財務諸表によるリスク分析3
-
2023.04.18事務所通信第354号 証券アナリスト2次試験シリーズ 財務諸表によるリスク分析2
-
2023.04.17事務所通信第373号 証券アナリスト2次試験シリーズ コーポレート・ファイナンス1
-
2023.04.16事務所通信第360号 証券アナリスト2次試験シリーズ 株価と財務指標1
-
2023.04.15事務所通信第353号 証券アナリスト2次試験シリーズ 財務諸表によるリスク分析1
-
2023.04.13事務所通信第327号 証券アナリスト2次試験シリーズ 企業結合10
-
2023.04.12事務所通信第326号 証券アナリスト2次試験シリーズ 企業結合9
-
2023.04.11事務所通信第325号 証券アナリスト2次試験シリーズ 企業結合8
-
2023.04.09事務所通信第324号 証券アナリスト2次試験シリーズ 企業結合7
-
2023.03.22事務所通信第306号 証券アナリスト2次試験シリーズ 経済理論1