第179号 現代思想8 ロランバルトとボーロリヤール
今回は記号論です。以前の構造主義のソシュールでもやりました。差異の体系です。
デリダは書かれたものテキストは、背後にその人の思っている本当の気持ちや意図があって、テキストはその代理であるという考えを批判しました。
ロラン・バルトの説明は、たとえば、歌舞伎の怒った顔の仕草は、怒っているという意味がありました。しかし、今では怒っているという意味を表す以上に、装飾であるとしてその仕草を美術としてみています。
これは、意味するもの(シニフィアン)と意味されるもの(シニフィエ)の関係を切り離されたのです。
ロラン・バルトは、文には、直接的にその文が表している意味と、間接的・従属的に表している意味があると考えました。
この間接的・従属的な部分は、文の中には直接は含まれていない、ある関係の中であらわれてしまう。つまり、記号を分析する場合には、直接的な意味だけではなくて間接的な意味も分析しなくてはいけないという観点を打ち出しました。
これは、「ダビンチ・コード」の世界ですね。ここから、糸井重里のキャッチ・コピーなどが出てきます。なにを言っているのかわからないけど、感性はわかるって感じです。
あるマークがなにかを表象しているようなものです。ハートのマークをつけても、ハートのマークの意味をするのではなく、単にちょっとした気持ちを表すような意味をしているという感じです。
差異の体系は、AとBの間に差異があるのではなく、差異の関係がいろいろな言葉の意味を作り出しているというのがソシュールでした。
調査官の中で差異が生じさせて、上席調査官ができました。先に調査官と上席調査官の区分があるのではないのです。関係の中で差異があり言葉ができたのです。そこから、専門官や統括官、特別調査官が区分されてきたと考える感じです。
上席調査官の中から総括上席調査官でき、専門官の中から主任専門官ができました。東京では上席専門官があります。そのうち総括上席専門官ができきるのでしょう。
仕事の中身が新たにできたのではありません。今はその仕事を誰かがしているのです。
ボードリャールは、例えば、冷蔵庫とはなにかとは、その本質は冷やすものであるという従来の考え方から、人々はものの機能を直接消費しているというよりも、そのものがもたらすイメージ、記号としてもっているイメージを消費していると考えたほうが現代社会を分析できるといいました。
ソシュールは、シニフィエ(意味されるもの:概念:イメージ)とシニフィアン(意味するもの:対象:文字)は表裏一体と考えましたが、ボードリャールは、このシニフィアンがもう何を意味するかということと切り離されて社会の中に浮遊している、現代はそういう消費社会であるといいました。
たとえば、ジーンズは当初反権威的なところがありましたが、これが回帰的に流行しだすと、そこにはある種の差異しかなく、反権威とは切り離されて、一つの記号として消費されていくということです。
この社会のなかで記号はどんどん変化していきます。人々の持っている自由とは、新しい記号やその使い方を見出していく自由です。固定化されるのを嫌うのです。
ロラン・バルトは、この名前に、ロラン・バルトというものが固定されたイメージでくっついてしまうことを避けました。
しかし、「人は死ぬと、もう他者によってしか存在しなくなる」とロラン・バルトはいいました。書かれた本(作品)と同じです。
ニーチェは、「何を言ったかではなく、誰が言ったかだ」といいました。
ポスト・モダ ンでは、「何を言うかではなく、どういう言いかたで言うか」でその新しさを競うことです。
現代世界に生きる私たちは、楽しくてある種の自由を持っていますが、非常に抽象的な不自由さを持っている。その抽象的な不自由さを持っている部分を、ドウルーズ=ガタリは欲望が無限に組み合わされていく可能性で超えようとしました。この欲望が資本主義を超えていくと考えました。
ロラン・バルトは悲観主義的にアナーキー的ユートピアみたいなものを考えました。一見自由で魅惑的なものが、さらに一つの閉じられた体系を作っている。
つまり、このなかではあらゆる過去が神話作用をつうじて現在になっていくのです。キーワードは、「表象」、「モード」、「イメージ」
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